ジャルダン・ドゥ・フランス(ブッシュローズ・フロリパンダ系)です。
挿し木して一年経った苗を友人から頂いた物です。(去年の8月)。


上の写真のジャルダン・ドゥ・フランスを花壇の上のおいて越冬させた現在(今年3月)。

この鉢植えのバラの枝を増やし一回り大きくしてあげたいと思い剪定しました。

大好きなバラを育てて20年近くになります。
その間に何らかの失敗で消えていったバラがありますが
最初に植えたいくつかのバラが今でも元気に花を咲かせてくれます。

特に気を使って消毒しているわけではありませんが
長年、元気に咲いてくれるのは
日当たりが良いのと知り合いの農家さんにいただく堆肥がよかったことは
疑いの余地はありません。

私が意識して手を掛けたのは剪定だけです。
意識したと言っても初めは旺盛に伸びる枝が
道を通るひとのじゃまにならないように切っていただけでした。

しかし、ただ切っているだけではなくきれいな樹形にしたい、
せっかく伸びてきた枝を活かしてあげたいと思い立ちました。

知り合いやバラ生産者さんに直接電話して聞くなど、
少ない知識でしたがなんとかやっていました。
(バラは各々の個体で枝ぶりは違うし芽を出す場所も違います、さらに環境も違うので
聞いただけでは充分な知識とはいえません)

想像した形どおりとはいきませんが
少しず思い描いた形に近づいきています。

そんな中で得た私の剪定方法ですが、
この記事では上の写真の
鉢植えジャルダン・ドゥ・フランスの場合をご紹介しますね。

バラの鉢植えの剪定で初心者が初めにすることは枝を見やすくすることですネ


上の写真は先にも乗せましたがジャルダン・ドゥ・フランスという名前で
ブッシュローズ・フロリパンダ系です。

挿し木して3年目ですのであまり枝の数は多くはありませんが
それぞれの枝の先が混み合っているのと
真中の枝だけが高く伸びているので樹形を整えるために剪定をしました。

枝の姿を見やすくすることが大切なので
先にまだ残ってる葉をおとしてすっきりさせますね。

慣れてくるとこの作業はなくても大丈夫ですが
初心者のうちは切る場所をわかりやすくするためにこのようにすると
間違って切ってしまうことが少なくなりますよ。

鉢植えに向かって右側の枝です。
右の写真のように葉を落としてすっきりさせました。

次に向かって左側の枝も同じように葉を落としました。

さらに真中の長く伸びた枝も葉を落としました。

これで、剪定する場所を見極めやすくなりましたね。

バラの鉢植えの剪定は新芽が基準になりますね

それではいよいよ枝を切っていきます。
どんな姿になるかを想像しながら剪定するとワクワクしてきますよ。

新芽には外芽と内芽があり、内芽は株の内側に向かって出ている芽、
外芽は株の外側に向かって出ている芽です。

基本的には外芽の上(大体5mm~1cm)を切り口を斜めにして切りますが、
ブッシュローズ・フロリパンダ系はバランスを考えて外芽の上だけではなく内芽の上でも切ると
樹形がきれいに整います。


上の写真での赤い線の部分は新芽から約5mm~1cm上のところ、
青い矢印は凍害で黒くなったところをそれぞれ剪定しました。
黄色の矢印は新芽が2つ出ていたので芽欠きをして元気なほうを一つ残しました。

上記以外にも細い枝や混み合いそうな場所は切りました。
それで、下の写真のようになりました。

まだ2年目で枝数が少ないので細めの枝も残しました。
これで剪定は完了ですね。

バラの鉢植えの剪定の時期は二通りあります

夏剪定と冬剪定があります。
夏剪定は四季咲きのバラが秋にもきれいに多くの花を咲かせるためにします。

関東地方では冬剪定は12月くらいにしますが
春には芽が出ますのでもう一度軽く剪定をします。

ジャルダン・ドゥ・フランスは四季咲きですが
私が住んでいる北国は秋になると気温が低いのでたくさんの花を咲かせる事ができません。
ですから夏剪定はしませんし冬剪定は12月ではなく、
一日の平均気温がプラスになる3月に入ってから一気に剪定をします。

私の剪定は住んでいる北国の気候にあわせて一年に1回だけです。

四季咲きのバラを一年中楽しむことはできませんが
短い期間に集中して勢いよく咲く姿は見事ですよ。

バラの家 【バラ苗専門店】