ピエール(ピエールドロンサール)です。

今年は古株のこのバラを思い切って剪定しました。

大輪のつるバラでとても強健で病気(黒星病、うどんこ病)になっても負けないで元気に成長します。
日本で一番人気、といっても過言ではないくらいです。

つぼみを持って少しずつ開いて上の写真のようになるまで数日間かかりますが
その様子がとても美しいですね。
その一つ一つの花が壁一面に咲き誇るのは本当に見事です。

しかし、きちっとした剪定をしてあげていなかったので
少し、いびつな形になってしまっています。

こんな風に伸び放題にしていたので、
去年は花が小さく数も少なくなってしまいました。

14~5年経ってますのでかなり古くなった枝がありますし
栄養が行き渡っない枝も随分あります。

それで、今年はきちっと剪定をして形よくしてあげようと思います。




つるバラ ピエールドロンサールの剪定 古株はのこぎりも必要!

これだけの古株ですと剪定バサミだけでは手に負えませんのでのこぎりを使います。
それとかなり高いところまで伸びているので高枝切りばさみも用意しました。
棘から守ってくれる皮手袋は必須ですね。

株元が数年前の古い枝や去年でた枝、
いつ出たか分らないくらい古い枝がそのままこのように残っています。

上の写真のように株元が混み合っていると枝先は下の画像のようになってしまっています。
(広い壁面があり、高い所でも作業できる場合には残す枝があるとは思いますが)

このようになってる枝先をすべて切りました。

下の画像のようにに枝と枝が重なってしまっている部分は、
すっきりさせてあげないと風通しが悪くなってしまい、
元気な成長を妨げてしまいます。


古い順番に、そして元気のない順番に小さくて短い枝もすべて切り落としました。

つるバラ ピエールドロンサールの剪定の手順を写真に撮りました

茶色っぽくなってる古枝は太くなっているので剪定バサミでは刃が立ちません。
早速、のこぎりの登場です。

この茶色の古枝の横から出ているシュート(今年、新芽が出て花が咲く枝)は残しました。

これらの株元の古枝は長く伸びて手が届かないくらいになって
枝先に繋がっていますので、
株元を切ると枝先は全てなくなりすっきりします。

緑色の枝の少し皮がむけた部分は
他の枝をのこぎりで切ったときに傷つけてしまったものですが
ピエールドロンサールはこれくらいの傷はほうっておいても大丈夫ですね。

株元の古い枝をすべて切り、
伸びた枝先を高枝切りばさみを駆使して全部切り落としました。
剪定した枝の全てです。

シュートを6本残して剪定は完了です。

株元はこんな感じです。

つるバラ ピエールどロンサールの剪定が終わったら

残したシュートから新芽が出てその枝先にあの美しい花が咲くのが楽しみです。

もう少し暖かくなったら周りに完熟たい肥と粒状の肥料をぱらぱらっと蒔きます。
日当たりが良いのですくすく育ってくれると思います。

シュートから新芽が出て枝が伸びてきたらフェンスに誘引してあげます。
今年は形のいいピエールドロンサールが楽しめそうです。

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